will be smile ~不登校から多様な学びを考える親の会@大津

滋賀県大津市で活動する、学校に行かない子の保護者が集う交流サロンです。お子さんが学校に行かないことで悩まれている保護者さん、一度お越しになりませんか?同じ立場の保護者さん同士でおしゃべりしたり、お話を聞いたり。時には楽しい時間をシェアしてリフレッシュしてみませんか? 世話人は大津市内のホームエデュケーション(ホームスクーリング)実践者です。

不登校の子にとって「安心感」はバンジージャンプのゴムみたいなもの、というお話

 

先日、オンライン講座で

千葉県にあるフリースクール ネモ代表の

前北 海さんのお話を聞く機会がありました。

 

かつての不登校当事者であり

現在、フリースクールの代表を務められている前北さんは、

終始穏やかで、にこやかでありながら

ご自身の経験を織り交ぜつつ

不登校の子が抱える不安感や私たち親ができることなどを、

言葉で伝えてくださいました。

 

その中でも、特に印象に残ったのが

タイトルの

不登校の子にとって「安心感」は、バンジージャンプのゴムみたいなもの〟

というお話でした。

 

もし、自分がバンジージャンプで飛ばないといけなくなったときに

背中にゴムがついていなかったら、あなたは思い切って飛ぶことができますか?

 

という問いかけからの

「安心感があるからこそ、子どもは動ける。思い切って一歩を踏み出せる」

「次のチャレンジに向かうことができる」

というお話に、なるほど!と納得せずにはいられませんでした。

 

 

では、その安心感は、どうやって作っていくのでしょう?

 

前北さんは、具体的には次のことを挙げておられました。

 

・学校に行ってようが行ってなかろうが、その子は大切な存在なのだと伝えていくこと。時期によっては、こちらの言葉が子どもに届かないこともあるので、何度も何度も伝えていくこと。

・普通のことを普通にすることで伝えることもできる。例えば、朝起きたときに、「おはよう」↔「おはよう」と言い合える関係であること。

・安心して相談できる相手であること。味方としてそばにいること。両親ともが社会の側に立ってしまうと、子どもはその分、相談先を失うリスクを抱える。

・その子の「いま」を支えていく。元気がなくなったら、親の目線も下げていく。元気になったら、親の目線も上げていく。その子の状況、時期によって目線の高さを変えていく。

・100点のハードルを下げていくのではなく、「あるもの」「できていること」に目を向けて、加点型に変えていく。

・子どもは、大人が思っている以上に「ちゃんとした大人になれないかも」という不安、収入が得られなかったらどうなるんだろうという不安を抱えている。だから子どもには、お金のことは心配しないでいい。お父さんが定年になるまでに考えたらいいと言ってあげてほしい。それで子どもは安心する。

などなどです。

 

 

私たち親はつい、自分の不安感から

「学校にも行けないんじゃ、将来仕事なんてできないよ」

と言ってしまいがちです。

(もしかしたら今これを読んでいるあなたも、覚えがあるかもしれないですね 笑)

 

そんな一言が、その子の安心感を奪い

次に踏み出す一歩をためらわせているとしたら

勿体ないことをしているかもしれない。

 

自分が普段、子どもに対して投げかけている言葉は

どうだろう?

子どもに安心感を与えているのか

それとも、不安感を煽っているのか?

 

ふと振り返る時間をもらったように思います。

 

 

 

今回、オンラインで受講したこちらの講座は

多様な学びプロジェクトさんが企画されている

「学校ムリでも〇〇できますか?」3カ月連続講座の第一回目

「学校ムリでも大人になれますか?」

という講座でした。

 

次回は7月25日、

「学校ムリでも仕事につけますか?」というタイトルで

不登校新聞編集長の石井志昴さんと

フリーランス通訳者の田中慶子さんの対談形式で

お話を聞くことが出来るそうです。

お二人とも不登校を経験された後

今はそれぞれの道で活躍されています。

 

次回講座の受講も申し込みました。

どんなお話が効けるのか、楽しみにしています。

またこちらのブログでも

講座のエッセンスをご紹介出来たらな、と思います。

 

 

※多様な学びプロジェクトHP

https://www.tayounamanabi.com/

 

※学校ムリでも仕事につけますか申し込みページ

『学校ムリでも仕事に就けますか?』不登校から仕事に就いた先輩の話を聞いてみよう | Peatix

 

 

 

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すべての子どもは、生きる権利・育つ権利を持っています。(子どもの権利条約
子どもが、自分に誇りを持って生き生きと育つために。
その子がその子自身を認め、その子自身の力で成長していけるように。
その子が、その子の持てる力を存分に発揮できるために。
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次回 will be smile は、8月になります。

日程が決定次第、こちらのブログでお知らせしますね。


ずっとお家の中で1人で考えていると心が曇りがちになるのは、お母さんも同じ。
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ホッと一息ついて深呼吸したら、少し気持ちが軽くなるかもしれませんよ。